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砂のドッグランで遊ぶ

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砂のドッグランで遊ぶ

宿を予約する時に、1階の部屋を予約した。前回1階に泊まり、部屋からそのままドッグランに出れる素晴らしさを味わってしまったので、迷わず1階を予約したのだ。

チェックインしてお風呂を予約し、部屋に入ったら直ぐにプライベートデッキからドッグランへスキッパーキサムのランタイム。ドッグランは砂なので、感触が面白い。
2階のプライベートデッキからはドッグランを見下ろせて、のんびりする感じだったが、目の前がドッグランだと、デッキでのんびりするという事よりも、直ぐドッグランに出れるので、デッキでのんびりする暇もなく遊びまわってしまう。

部屋から直ぐにドッグランに出れるという事と、荷物を玄関を通らず部屋に運ぶ事ができる。階段を昇り降りが無いからか、大型犬にはより1階の部屋が人気の様だ。
大きいと何かと負担もかかるだろうし、歳をとると段差がきつい事や踏み外してしまうリスク。何よりも自分の体が思うように動かなかったりする事は人間も犬も変わらない。
そういった点ではプライベートデッキの数段の階段はあるにせよ、部屋から直ぐドッグランに出れると言うのは楽だ。
と言っても、お隣のゴールデンレトリーバーはそれほどお年ではないが、体は大きい。挨拶を丹念にしてくれてもうプリティなのだが大型犬の成犬は小型犬スキッパーキを相手にしてくれない。体格差がありすぎるから、本気で遊んで、何かあるといけないと分かっているのだろう。尤も相性もあるけれど、彼らは賢いから、人間みたいに話さなくても分かる事がある感じだ。

小型犬枠のスキッパーキだが、同様に華奢な体重が3kgも無いような小型犬と何かの弾みでぶつかったり、踏んだりしたら、相手に何か起こってしまうと思うのだから、大型犬飼いの方達は、同じスペースに小さいのがいたら気を遣う事だろう。彼らから見ればサムはちっちゃい小型犬以外の何物でもないのだから。なんて余計な事を考えるのは人間で、当の犬達は普通に自然に対応している様に見える。

サムと言えば、あまり頓着せず、自由にドッグランを彷徨っている。そこがスキッパーキなんだよね。

散歩して贅沢な温泉を頂き、美味しい食事を頂く。そして夜のドッグランで一遊び。
早食いだから得をすることもある。夕食後のドッグランがまさにそうだ。
一足早くダイニングを後にしてドッグランに出ると、そこはオンリーサム。サムワールド、サムタイムを過ごせるのだ。

照明が一人遊ぶサムの影を浮かび上がらせる。
サムの影は、まるで仲良しのスキッパーキ2匹が離れずに一緒にいる様な錯覚さえする。オリジナルのサムはかろうじて光を受けると、まっ黒な体がツヤツヤしていて、影にツヤ感は当たり前だがない。サムが動けば影も動く。照明のあたり加減で、サムと影はまるで遊んでいるようにさえ見えたりする。
面白い光景。砂地だからこその幻影的な雰囲気と。はっきりした影が見えたのだろう。
不思議な新しい発見が楽しい。
サムと影の2匹は暫くドッグランでまったりとした時を過ごし、部屋に戻るといつものスキッパーキサムだけになっていた。って元々1匹ですから。

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