スキッパーキサムと快適なお宿再び訪ねた。
前回はいろいろな事を教えて貰い、相談にも乗ってもらって本当にありがたかった。その事があったので、このお宿に来たら、良い風が吹く。そんな風に思えたし、オーナー達に会いたかった。
とは言え、チェックインは15時だし、ティータイムは21時。それまでお話はできない。凄く楽しみな時間はまだまだ先なのだが、気持ちが来たがってしまい。早く来てしまった。当然チェックインタイムまで時間はある。
という事で、また、ドッグランで遊ばせてもらっちゃいます。いやー確信犯的になってますが、すごく気持ちのいいところなので引き寄せられてしまうのです。
ドッグランに行く道も気持ちがいいし、歩きながらテンションが上がる。サムも同様で行こうよ行こうよ。早く的な感じでドッグランに迷わず向かう。ドッグランの入り口のカギを開けるのももどかしい感じで、中に入り自由の身となるスキッパーキサム。
ちょっとした事情でサムと少しギクシャクしているけれど、ここのお宿に来ればもう大丈夫。そう思える所なのだ。
サムはとても頭が良い。スキッパーキという犬種は自分で考える能力を持っている事もあり頭がいいと言う。それ故手に余る事も多々おこる。そして人の感情を読み取る能力が長けているから強力だ。
ストレートに訴える事ができない人と犬。お互いを思うが故に生じる摩擦。大したことではないのだけれど、融解するにはきっかけが必要だと思っていた。
お互い見た目は普通だ。
だか、小さなごくわずかな所で遠慮している。遠慮してしまう極小のワダカマリを取るためにこの宿に来た。
この小さな障害物は当事者でないと気づかないほんの小さな小さな事。
寧ろこの小さなものが気になるようになって来たと言うことは、お互い信頼関係が築けていると言うことだろうか?
スキッパーキサムとは普通に暮らし、遊び、散歩もするのだが、メンタルに諸事情の影響が出ていた。食だけではなかったのだ。この時はまだサムの繊細さや賢さを良く分かっていなかった。まだまだサムの事を理解していなかった。分かっている気になっていたし、十分上手くやっていると思っていた。
今思えば利己的で、全然愛情表現が足りず、随分とサムに寂しい思いをさせてしまった事が分かる。
そんなサムへの思いと、これからの事を考えながらドッグランで遊んでいるとチェックインできる時間が来た。あっという間に時間は過ぎてしまう。
チェックインして、コーヒーを頂き、少し休んで、散歩にでて、またドッグランで遊ぶ。スキッパーキサムは元気に走る。
走るサムに微かに雪が降ってきた。おそらく今年最後の雪。終雪。