花の季節

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花の季節

サムとこの季節には散歩で行きたいところがある。そこは桜並木。大きな桜の木々の枝がアーチのようになっていて、白と、淡桃の天井が見れるのだ。

なのに何故か行こうと思っているのにたどり着けないで、今日も行くことができなかったと残念に思いながら散歩終了してしまうときがある。

原因はあまり歩いていないところを歩いてみよう等と、気まぐれを起こし、好奇心に負けて道を外れるからであって、この段階で既に目的地が変わってしまっている。

この季節は今迄地味だった景色にいろいろな色が入って「目の保養」が出来るので、ついつい惹かれていろいろなところに足を伸ばしてしまう。
とは言っても、あくまでも散歩なので、ゆっくりのんびり眺めることはない。そこはいつもどおり早足でずんずん歩く。

スキッパーキに至ってはどこでもいつもどおり迷いなしなので何ら問題ない。

ボソッと。花を愛でてのんびりと歩くのも良いのではないのでしょうか?サム。等と語りかけても、耳がちょっと動いただけで、スルー。
そうだよね。散歩しているのだから、興味ないよね花。

スキッパーキサムが見る世界の色は、おそらく今見えている色鮮やかな世界とは違うものだろうから綺麗という概念はないのかもしれない。

人間は「赤」、「青」、「黄」の認識と組み合わせで、いろいろな色を見分けるけれど、犬は「青」と「黄」は認識できて「赤」は認識できず、暗いグレーのように見えているとか。
個人的にとても不思議なのが、生き物は体を流れている血液の色に対して注意警報を体が持っているとと言われているのに、同じ「赤い血」が流れているのに、「赤」の認識が無いというのはどういう事なのだろう?と。

犬は視覚情報を人間ほど頼っていないから問題ないのだろうが、ついつい同じ様に考えてしまう。

同じものを見ていても、サムが見る景色は随分と落ち着いた色合いなんだよね。

黄色い花、白い花、薄桃色、ピンク、赤、黄緑色の葉、緑、濃い緑、木肌の茶色どこもかしこも色が溢れているけれど、サムには赤も緑もないんだね。わかっているけれどそこは黙って付き合って散歩してくれる。だから今日はサービス。いっぱい歩こう!と言ってももう二時間近く歩いているから帰ろうね。

そう言えば、サムからもう帰ろう言われる(表現する)ことは無い。まだ散歩しようと言われることはあるけれどね。
好きだよね散歩。大切だよね散歩。

いつもの散歩とは別に今度ゆっくり花見をしよう。別枠だから寄り道につきあってくださいね。
スキッパーキくん

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