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穏やかな日

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穏やかな日

力強い走りのスキッパーキの動きを追うと自然に目元が下がってしまう。
スキッパーキサムが広いドッグランをただただ走るその姿を目で追うそれだけで幸せを感じる。
元気な姿を見ることはとても素晴らしいことだとよく思う様になった。
ようやくスキッパーキであるサムの事が分かり始めてきたから

初めてドッグランに行った頃はスキッパーキの事もサムの事も全くと言っていい程分からなかった。
何よりもサムに信用して欲しかったのに、サムのことは信用をしていなかった。

だからドッグランで自由になったら、二度と戻ってこないのではないかぐらいの不安で、サムをフリーにする勇気がなかなか出なく、声をかけてもらえなかったら帰っていただろう初心者でダメダメだった。
そんな怖気付いて二の足を踏んでいる時、後押しをしてくれる人がいた。
何時でも「鍵」になる人、「チャンス」はあり、目の前に立ち塞がっている扉が開かれ先に進ませてくれた。

だから、こうして心穏やかにサムとの時間を過ごせる様になり、サムの事をよく思う様になった。

ドッグランを走るスキッパーキの姿もサムの走り方も大分変わった。

パピーの頃のあどけない感じのどこか頼りない走りからしっかりとした走り方になった。
広い贅沢なドッグランを走っているサムを確認しつつ、荷物を部屋に運ぶ。
駐車場からドッグランを通り部屋へ二度往復すれば完了だ。

サムと一緒にお泊まりする様になった頃は、あれもこれも使うかも、あったほうがいいかもとやたらと荷物が多く今の倍以上あった。
荷物運びだけで、何往復もしていたなと思いながら荷物を運んでいると、サムが何時の間にか付かず離れずで傍にいる。

見ていない様でよく見ているんだよねサムは。
やっとサムの事をサムのしていることの意味が分かる様になってきた。(ほんの少しだけれど)

スキッパーキサムとの二度とない贅沢な時間だからサムだけを見ていられるからいろいろと思い出す。

一緒に部屋に入ってくるサム。
静かな宿。静かな部屋。その静かさとは裏腹に嬉しくってワクワクして、はしゃいでしまうのはスキッパーキサムと一緒だから。
贅沢な時間。サムと一緒にずっといる贅沢。

シャイは相変わらずだけれど、シャイだからこそなのか、相手の表情を行動をよく見ている。
不安げな時には傍に静かに寄り添ってくれるし、サムと一緒に遊びたいと思っている時には遠慮なくかかってくる。
言葉という手段は一方通行だが、思いは通じる。

お泊まりは刺激もあり、スキッパーキサムとずっと一緒過ごし、サムだけに関わっていられるから特別だと今更ながら思う。
一緒に楽しもうサム。

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