渋滞とは無縁のサム

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
渋滞とは無縁のサム

熱海から伊豆へ行く道は限られている。たまたま何かイベントがあり、本来なら通っていく主要道路が閉鎖され、別な道。迂回路に誘導された。だが、大渋滞。全然進まない。道の選択が出来ないから仕方ないが、げっそりな感じではあるが、スキッパーキサムはバリケンの中で相変わらず静かにしていて、何が起こっているかさえ知らないだろう。

やっと、やっと何とか普通に走る様になり、途中、休憩兼散歩をしながら、本日の宿に向かった。悲しいかな。結構な時間が渋滞抜けるまでかかってしまっていた。

宿について、仲居さんチックなスタッフに案内されてお部屋へ。和洋室で、こじんまりとしているけれど、なんとなくいい感じで、炬燵もあった。炬燵懐かしい。昔炬燵あったななんて思ったりしている間、サムは確認作業をしている。窓から外を覗くと、ドッグランが見えたので、早速荷物を置いてドッグランに向かった。
ドッグランに行く階段を下りながら、左側に見えるプールが、立派で綺麗だったが、残念ながらこの季節は誰もいないので寒々としている様に見えた。階段を下り切るともうドッグラン。ボールを投げ、追いかけるスキッパーキ。元気だね。かなり広い。なんだか元はテニスコートではないかと思うような色合い、感じ。広いから気持ちいいねサム。ボール追いかけ走り回るスキッパーキサム。元気もりもりスキッパーキ疲れ知らずに走り回るけれど、ボール投げるのに疲れたよ。少しブラブラ探検しよう。

サムは興味深そうにプールサイドギリギリを歩く。落ちやしないかとこっちがドキドキするも、スキッパーキの探究心と身体能力の高さで、楽しんでいる様子。アチコチ探検するも急に走り出すサム。どうしたかと思えば、猫がいた。あまり猫と遭遇する事も無いし、素早い動きに反応してしまうスキッパーキのサガ。つい追い掛けてしまったもよう。身のこなしの軽い猫は、さっと囲いがあるところに駆け込み、おしまい。猫がいるんだここ。
裏から外に出れるようだったので、少し付近を散歩してみた。初めての所は、全てが新鮮だけど、程々で宿に戻って部屋で一休み。

宿泊客がそう多くなかった様で、席がほどよい離れ具合にセッティングされていて、運がいいことに落ち着ける奥の窓際の席に案内された。サムを椅子に乗せても良いと言うことで、急遽、何故か持ってきてあったラフな服を着せて椅子の上に乗せた。(何故持ってきていたのか覚えていないところがコワイ)サムは服を着せられた事と眠い事、そして高さがあるせいか、大人しくスフィンクス状態でいた。
「犬は高い所に乗せると大人しくなる。」という事ですかね。
高い所を怖がるという事らしい。確かに抱っこしたりすると大人しいし、トリマー台など高いのも大人しくしていて貰う為だとか。まあ、理由は何にせよ落ち着いているサム。

食事はまるで旅館に来たかのようで、ひと品ひと品ごと変わるお皿。そして盛られたお料理に合わせ、季節の彩りが添えられている。久し振りに接するおもてなしに、感動。旅館に久しく行っていないので、添えられている花、葉、小枝が嬉しい。スタッフの方も手際よくそして、サムにも優しく接してくれるし、蕾の桜を水に差しておけば咲くと言われつい部屋に持って帰ろうと、とっておいてしまった。とても和やかな時間だった。サムは全く他の犬、人がいても場所が良かったせいか最後まで落ち着いていたのが何より嬉しかったな。良い子のスキッパーキだね。
食事中ずっとワンワン吠えるように鳴き続けている子がいた。一度も泣き止まない。逆に感心するほど鳴き続けていた。きっと怖かったり不安だったりしていたのだろうなと思ってはいたが、その声を聞いているだろう、サムを含め他の犬達は大人しかった。吠える意味を理解しているからだろうけれど、難しいなあコミュニケーションは。と思いながら完食してしまった。部屋に戻ってからまたドッグランに行こうねサム。

よかったらシェアしてね!
目次