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スキッパーキは足元に

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スキッパーキは足元に

食事する時サムは殆ど足元にいる。
同じテーブルに着いて一緒に食事したことは無い。
何処に行ってもそれは同じだ。それなので、椅子にのせない、使用しない旨伝え、椅子は本来の場所と形に戻され、スキッパーキサムはいつもの通り足元である。

サラッとスマートに椅子に座らせるか聞かれたので、普通椅子に乗せないでしょうと思い、周りを見ると・・・のせてる。座らせてる。
殆どの犬が椅子に座っていた。床にいるのはスキッパーキとラブラドールらしき大型犬の二匹ぐらいだ。殆どの子は椅子の上にすわっている。
予想外です。驚きました。

確かに、今迄チワワとかミニチュアダックスフント等の小型犬を、隣の椅子に座らせて一緒に食事している人はいた。かなりいました。
サムも何故か分からないけど一度ほんの数分だったけれど座った事はあります。
それに、泊まった宿で、人間用の椅子では無く犬専用の籐籠の様な入れ物がついている椅子を使うのがルールの所もありましたが、椅子にのせるのは基本小さな小型犬、愛玩犬の犬が対象だと思っていました。小型犬限定と。
ところが、目の前の席に、柴犬がちょこんと座っていたものだから、どれだけ固定観念があったのかと反省しました。

レストランは三方向ガラス張りのパノラマ。と言っても夜のとばりが下りてしまうと外は見えないこともあるし、食事の時には料理に集中してしまうので、景色はあまり関係ない。前回とても気持ちよく対応してくれた方が又対応してくれたので、より気持ちよく食事を頂けた。そして席も窓際の厨房に近く、飲み物を用意する所が後ろにある端だったので、窓側と後ろは誰も通る事が無いから、サムも落ち着けたようで、伏せったりもして静かにしていた。

そんな足元のサムを見て、視線を戻すと柴犬が視界に入った。椅子に座って同じ目線で、テーブルが見える状態だから、飼い主が食事している様子をじっと見ている。

ナイフフォークが動くのをじっと見ているので思わず微笑んでしまう。目の前に良い匂いがする食べ物があり、それを食べているのだ。結構な我慢大会だと思う。食い入るように見ている姿が可愛いと思った。と次の瞬間飼い主は柴犬にコッソリ。そうコッソリだったのだが、タイミング良くココに見ている者がいたのだが、見られているとは気づいていないだろう。食べている料理を切り分けてフォークで柴犬の口元に持って行った。当然柴犬は迷いなくパクっと瞬殺。食べた。自然な感じだった。そして何事もない感じになっている。(面白いじゃないですか?!心の中で笑ってしまった。)

家族なんだよね。いつも一緒なんだよね。各家庭によって形は違うけれど、皆大事にして愛情そそいで、繋がっているんだよね。当たり前だけれども、そう思ってしまう。

終始和やかな雰囲気の中、サム共々落ち着けて、素敵なディナータイムを過ごせた。
此処に泊まりに来た理由が満足プラスのサービスを受けた事で、その事を期待して来たのだが、期待は裏切られることもなく、対応してくれた彼のサービスがやはり素晴らしいかったので、もう満足です。
満足だけど、部屋に戻る前にそのままドッグラン行って、暫しスキッパーキサムタイムだね。それからゆっくりと部屋でくつろごうね。って寝る時間だ。

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