サムの初ペロの相手

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サムの初ペロの相手

絶対父は何か持っている。そうスキッパーキサムの行動で確信したことがある。
それは車の中での事だ。

サム今日はお墓参りに行くよ。父さん元気ないから優しく励ましてあげてね。いつものことだがサムに語る。
サムが行くだけで、サムを見ているだけでそれだけでスキッパーキサムが父の癒しになる。
玄関を入ると、既に出かける用意をして待っている父がいた。すぐにでも出かけられる状態で待っていたくれたのだ。
そしてサムを見つけるや否や、おー来たか。いい子だいい子だと歓迎してくれた。サムと会える事を楽しみにしていて、優しくサムを見ていた。

父は助手席で、サムは後部座席で出発する。車で遠くに行くという事があまりなくなった父は、外の景色を見ながら、随分と変わったと寂しそうに話す。そんな寂しそうな父に、今まで静かにおとなしくして、起きているのか寝ているのかさえ分からないぐらいだったサムだが、後部座席でサムが動く気配を感じたので、いつも何かしら場所を変えて落ち着いているので、単に場所移動の為に動いているのだと思った途端、サムは後部座席から身を乗り出して来ていた。

そして何をするかと思いきや、まるで父に寄り添う様に体を滑り込ませてきた。何しているのサム?危ないから戻らせようと思ったけれど、父が嬉しそうなので、そのままでいた。
すると驚いた事にサムは父の顔に人間で言うところの頬寄せて状態まで接近。それだけでも驚きなのに、ペロペロ?何!?ペロペロ?!。
耳をペロペロしだした。ペロペロしてるぅ?!。え!?ええー???思いっきり触れるどころがペロペロと舐めてる!!。
サム何してるの?舐めてる!?舐めてるよね?!

無茶苦茶驚いた。と言うのもサムは一度たりとて顔を舐める事はしなかったのだ。
顔を舐めるのは赤ちゃんの時に親に甘えて舐めて、舐められた犬がすると。また中、大型犬に多いという事も聞いた。サムの生い立ちが問題で、スキッパーキという犬種の特徴もあるのだろうが、そうそう顔は舐めないものと思っていたのだ。舐めてもらえる様になりたいとも思っていたのに・・・

父はサムのなすがまま耳を舐められていたが、ありがとうね。もう綺麗になったよ。というぐらいサムは父の耳を舐めまくった。
何故サムがその様な行動に出たのかは全く分かるはずもなかったが、この行為は動物好きの父には嫌な行為では無く受け入られていたので、サムの優しさの現れだと思わざる得なかった。

凄いぞサム。今迄知っているスキッパーキのサムじゃないぞ。少し残念な感じがしてしまうのだが・・・
後でサムに問わなければならない。今迄一度も顔舐めた事が無いのに何故いきなり父の耳舐めたのサム?と。答えるわけもないけど、あまりにも突然で想定外の行動にドキドキする。
湿っぽくなりがちな気持ちも、サムのお陰でそうはならず、笑顔が見れるのは「サムマジック」だ。

サムは驚くぐらい長く父の耳を舐めていた。これまで一度も顔は舐めたことがない。指ぐらいはペロっとした事はあるが顔周辺は無い。
元気つけてねとサムに言った言葉は分からなくても感じ取る能力が凄いからだろうか?分かって行なっているとしか思えないスキッパーキサムの行動。
ありがたい事です。でも本当はものすごいショックだった。舐める初めての相手が父という事実に。サム何で?

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