皮膚がただれて病院へ行く(後編)

サムの順番が来て、診察室に入り診察台に載せた。

先生はいつもとても優しくサムに接して診てくれる。

脇やお腹など毛が余り生えていない所はデリケートで、その弱い部分が痒かったり赤くなっていたりすればアトピーの可能性があると話しながら、サムを診ている。

犬の肌は人間よりも弱くデリケートな肌だ。サムと一緒に暮らすまで、犬の肌がデリケートだということを知らなかった。

毛で覆われているから、丈夫ではなく、毛でブロックしなければならないほど弱い。犬の毛でカバーされている肌に対して、人間は肌を出しているのは肌が強いからだ。何かあるとその都度新しいことを知る。知らないことばかりだ。

先生が何か呟いたので、覗き込むように先生が触っているところを見た。

うっ・・・。

先程先生から聞いた感じの状態が見えた。

赤くなっていたり、赤黒くなっていたりしているところがある。

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内心ものすごく焦った。サム、アトピーなの?アトピーだったら、食べ物も薬も必要で、どうする?!

ただでさえ毎日フードファイトを繰り広げているのに、もし、フードを専用のものにしなくてはならなくなったら、ただでさえ食べないフードをどう食べさせればいい?などと頭によぎりながら診察台のサムを見ていた。

今回は取り敢えず塗り薬で様子を見る事にして、暫く通って良くならなかったらアレルギーかもしれないので、アレルギーの対応をしていきましょうと。なんとも不安になっているところに・・・

先生!え?ええー!?何、それ手に持っているのバリカン?!

薬塗るだけですよね?!何でバリカン持っているの?

と思っている間に先生は何の躊躇も無くスキッパーキの毛を刈る。

サムの傷口が露わになる。

あーあ。何も刈らなくてもいいのに・・・500円玉よりふた回りぐらい大きく毛がなくなった。目立つ。まっ黒なボディに肌色がくっきり。しかも痛々しいうえに、真ん中は毛がないではないか!

「禿げは1日でできるから」

ワンチャンにも色々なストレスがあるから何が原因かわからないけどねーって。

禿げてる。まるで脱毛したみたいに綺麗に毛がない。

うっそー!?サムハゲてるよ。

先生は何で刈っちゃうの?目立つじゃないですか!と心の中でツッコミ、毛をより分けて薬濡れたのにと残念に思う。そして何よりもハゲがサムにハゲができたのがものすごいショックだった。

サム何がそんなにした?原因は何?ストレスってサムー。こっちもストレスがっつりだよ。あーあ。

ハゲとアトピーの可能性もありと、なんだか丈夫な筈のスキッパーキなのに、肌トラブルがあるなんて全く聞いていなかったのに、肌トラブルですか。

スキッパーキサムの体に毛のないところがぽっかりとできてしまった。

ある意味人為的な介入が無かったら見えなかった筈のもの。

早く治るといいな。

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