モノトーン会議

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モノトーン会議

久しぶりに来たドッグラン。
緑に覆われた広い広い綺麗なドッグランに駆け出すスキッパーキサム。
解き放たれたようにダッシュするサムの姿は楽しそうだ。

2往復ぐらいドッグランを走れば満足するのか、ついさっきまで見せていた全身楽しい感じはどこへやら、いきなり探索を開始する。

最近ではいつもの事なのだが、ドッグランはいろいろあるが、こんなに素敵な広いドッグランにはそうそう来れないのだから、思う存分、もういいというぐらいへとへとになるまで走り回って欲しいものだと勝手に思ってしまう。

そこへ二匹のウエストハイランドホワイトテリア、茶色のミニチュアダックスフントが来て合流。

ウエスティ達はサムが気になるようで、サムに盛んにアプローチを掛けてくれる。そのうちの一匹はサムを特に気に入ってくれたのか遊ぼうと誘ってくれるのに、サムはスルーしている。

傍から見ていると遊ぼうしてくれているのだから遊べばいいのにとヤキモキするのにスキッパーキはお構い無しで、ダックスちゃんにつきまとっている。

フサフサのダックスちゃんは怖がりやさんということで、物凄くシャイだけど、飼い主さんが言うほど怖がりではないらしく、逃げることなどしないで傍にいてくれる。お優しい。

どうしてなのだろうか、いつも不思議なのだけれど、サムはアプローチを掛けないワンコちゃんに興味があるらしく、ダックスちゃんに挨拶している。

まったりとのんびりしているところに、グレーのトイプードルが加わった途端サムはトイプーに惹かれたのか、積極的にトイプーにアプローチを掛けはじめるもトイプーはサムに興味がないようで、相手にしてくれない。

離れたところでは茶色のラブラドールレトリーバーが二匹、クリームの大きなラブラドールレトリーバーのラブトリオが楽しげに絡み合っている。大型犬は小型犬と違って迫力がある。豪快さが違う。

そのトリオから少し離れてジャーマン・シェパードを連れた飼い主さんがいるのだが、まだあまり慣れていないということで、フリーにはしないらしい。

腰が引けている?いやもともとの体型ですか。ちょっと落ち着きがないのは気のせいだろうと思ったのだけれど、どうやら怖いらしい。まだ1歳という事で、体が大きくてもお子ちゃまですよね。

なんだかんだ小型犬は小型犬同士離れないで一緒に行動している。

そのうちダックスちゃんが飼い主さんのところに戻り、今はその他のワンコ達が集結している。黒白グレーと、なんと茶が離脱することにより、見た目はモノトーン会議が開催されている。

モノトーンのワンコ達はお互いの思い届かずのようなのだが、一緒に居られる後にも先にもないこの時を行動をともにしている。素敵な時間。

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