ハーブティー

サムは落ち着かなさげに周りを見ている。
なぜならば初めて出席するお茶会だから。

しかもハーブティー。今迄サムと一緒の時に飲んだことがないから、サムにとって初めて嗅ぐハーブティーの香りだろう。

お茶会だけどサムはただ同席しているだけで、サムのお茶もお菓子もない。ただ連れられてきただけだから、状況もわからないだろう。
じっとしているだけだからつまらないよね。

そんなスキッパーキを横目に美味しいハーブティーを頂きながらのゆったりした時間が嬉しい。久しぶりの素敵な催し物。

そんな中、サムもハーブティーの香りには興味津々のようで、クンクン匂いを嗅いでいる。
大人の時間だから、少し我慢してねと心で思い、お茶をいただく。



正直今迄ハーブティーで美味しいと思った事がなかったので、一口いただいてその美味しさに驚いてしまった。

ハーブティーはリラックス、体調に良いものなど、アロマテラピーと薬理効果を期待して、体に優しく良いものだからと、美味しくないのに我慢して飲んでいた時期があった。

茶葉を使うお茶は美味しく頂けるし、中でも花茶のように見て楽しめるお茶は目と舌で二倍楽しむ事ができるし、フレーバーティーも同様に味のベースはお茶(茶葉使用)なので抵抗なく頂ける。

それに対して純粋なるハーブティーは茶葉を使用せずハーブのみを使うので、その調合で全然違うものになることにこの時まで気が付かなかった。

今迄に、ローズヒップ、カモミール、ローズマリー、シナモン、他体に良いと言われて、お店で注文して飲んだものも含め美味しいと思ったことがなかった。

それでも、体にいいと思って続けていたが、無理して飲んでいるから香りも味もプラスになるわけがなく、癒やされている気もしなく、体の調子が良くなったと思えることもなかったので、それ以降あまり飲まなくなったのだが、今頂いているハーブティーは次元が違う。

今迄の美味しくないものは何だったのだろうか?と思ったほど、入れていただいたハーブティーの美味しい事と言ったら、目からウロコが取れたハーブティーの世界だった。



そしてシークレットの調合比率を教えていただいた上、すぐ買えるハーブ専門店も教えていただいたので、早速ハーブティーを買い求めた。

一軒家のハーブ専門店は初めてで、ピーターラビットの挿絵の中に出てくるような家みたいな趣のある所で、店内は沢山のハーブ、ハーブ関連グッズがあった。

最初は教えていただいたハーブの調合でお願いしようかと思ったけれど、既に出来上がっているものが沢山あり、いろいろ試したくなったのでそれらをいくつかチョイスした。

スキッパーキサムにも大丈夫なハーブをあげたところ一度は口にしたけれど、その後は興味を示さなかった。雑草を口にするよりは良いと思うのだけれど、その時の体調で欲するものがあるのだろうね。

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