サムの知らない高速の出来事

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サムの知らない高速の出来事

目的地は初めて訪れる所。は・じ・め・て・というものは何であれドキドキする。緊張と期待と不安が入り交じる。それが楽しみという気持ちに混ざると凄く嬉しくなってしまう。

それなのでテンションが高い状態で荷物を用意していると、普段と様子が違う事にスキッパーキは不安を抱くようで、何か変化があれば直ぐついて行ける距離をキープして様子を伺っている。置いて行く事などないのに・・・

準備終了さあ出発!といつもなら車に乗るとサムはウォッチドッグ全開で見張りをするのだが、先程までウォッチャーだったせいなのか、珍しくスキッパーキは見張りもせず、おネムの様子。寝ないで家の中でウォッチャーしていたからほっとしたね。

小雨降る中進む道。雨が止むことを祈りつつ高速道路を走る。走り続けると段々と車の数が減ってきて視界が広がって来た感じさえする中、
走っている車の様子が変わった。

車が走っているのは走行車線だけでしかも一定速度を保って走っている。

雨のため速度制限がかかっているのかもしれないけれど、誰もスピートを出さない事に妙に感心した途端、横をスッと走り抜けていく車がいたので、たまたまだったのかと思っていると、その車は急に前方でスピードを落とし走行車線に入って来た。

そんなスピードを出す車は一台もいない状況が暫く続き、よく分からないが工事でもしているのだろうと思ったのだが、カーブで先頭の車が見えた瞬間納得した。
パトカーがいるのだ。この列の先頭はパトカーが走っていたのだ。

その時後方からパトカーに気がつかないで追い越し車線を走っていく車が現れると、パトカーはが回転灯をつけて注意を促した。

回転灯をつけるとパトカーの存在感が一気に増す。回転灯でパトカーだと認識し速度を落とし、走行車線へ入った。なるほど納得です。

暫くパトカー先導で一列に走るなんとも平和な感じだったのだが、パトカーが高速を降りた途端、追い越し車線ではスピードを上げて走り去る車が続出した。
そんな少し面白い光景もスキッパーキサムは気が付きもせず後部座席で静かに目を伏せていた。

そして、通り過ぎていく車を横目にスピードを落としサービスエリアに入って休憩する。

スキッパーキサムと一緒に来るのは初めての所で、ドッグランもあるのだが、いかんせん雨が降っているので、サムは車で待機だ。

高速を走っている時にはほとんどの場合サムはリラックスして車の外のことなど気にもかけない。

だから、先程の車の状況などは全く知る訳もない。

それなのに、サービスエリアに入ると、途端に起き出して周りを見渡しウォッチドッグの仕事をこなす。

何時もながらキッチリしている。このスイッチの切り替えはどこにあるのだろう?

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