サムと高原へ

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サムと高原へ

スキッパーキサムを乗せた車はどんどんと知らない道を走って行く。
木々が青々として気持ちが良い道。
道の両側は木立で、ちょっと山に迷い込んでしまったような錯覚に陥るぐらい
すれ違う車もあまりなく、静かな道のりだ。

ネットで見た宿の看板が来るまでにいくつかみかけたので、どんな感じなのか少し覗いて見たいと思ったりする。
知らないから興味があるし、いい感じならスキッパーキのサムと来たいとも思う。
単なる好奇心でしかないのだが、ネットで見た感じと実際に見た場合ではほとんどの場合違うことが多いので
確認できるものならば確認したいのだ。
宿が紹介されているいるのは一部分だけなので、自分で見たり感じたりできるというのはとても貴重なことだから
つい欲が出てしまう。
もっとも宿泊しなければ意味のないことなのだが、そうそうくる機会がないから見て考えるだけでも楽しい。

向かっている所はキャベツ畑が有名とのことで、一面に広がるキャベツ畑は圧巻らしい。
高原キャベツは巻きがしっかりしていて柔らかく甘みがある。
おそらく認識していないだけで、今までも食べているはずの高原キャベツ。

同じような巻物のレタスも高原レタスとして有名。だけれどレタスはキク科でキャベツはアブラナ科。
キク科はえぐみを持っていて、アブラナ科は甘みを持っている。
虫もえぐみより甘みが好きらしい。だからキャベツを育てるのは大変だ。なんと言ってもアブラナ科だから
キャベツ畑でこんにちは的に。虫がつきもの。
小学生の時におそらく蝶の成長を何かで見たのだが、始まりがキャベツの葉っぱからだったのを今でも覚えている。

虫に好まれる野菜は育てるのは大変。
一度キャベツを育てるのは大変な事とは知らず挑戦したことがある。
毎日毎晩きりが無いぐらい虫に好かれてしまっているキャベツの見回り、そして戦い。
虫と戦っていてもスキッパーキサムは無関心。
可憐に舞う蝶がこの時ばかりは小憎らしいと思ったものだったが、
そんな思いと裏腹にひらひら目の前を舞う蝶を無邪気に追うスキッパーキサムだった。

そんな手間がかかるキャベツ畑が一面に見られるのは凄いだろう。
そう思いながら、おそらくここ一面がキャベツ畑であろうところに来た。

黒い地面にキャベツの苗がちょこんちょこんと植えられている。ちょうど植え付けが始まったばかりの様だ。
キャベツ畑の始まりの時
若干色的に寂しくもある景色だけれど、広くて気持ちが良い。見てるだけだけれど。
一緒に眺めているかの様にスキッパーキも側で佇んでいる。
空気が美味しいのか、何か嗅ぎ取っているのか分からないが、キャベツ畑を背景にシャンとしている。

行こうサム。これからお楽しみが始まるよ。

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