サムとおもちゃーブーちゃん

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サムとおもちゃーブーちゃん

犬用のおもちゃ売り場を見て、黄色いゴムでできたブタを意味もなく買った。

お腹を押すと音が出るし、面白いかと思ったのだが、スキッパーキサムにブタのおもちゃを渡しても、反応が薄い。
興味を持つだろうと思ってブタのお腹を押して音を出したら、かえって興味が無くなってしまったようだ。そう言えばサムは音の出るおもちゃには執着が無かった。
良かれと思ってやった事が仇になってしまった感じだ。

大概の犬は音が出るという事。音に反応したり、音を出す事が面白かったりするようなのにサムは好きでは無いようだ。
上手に音を出して遊んでいたり、音に惹かれて音のする方に向かったりして一緒に遊んだりしている姿を見ると一寸羨ましいと思うこともある。

黄色いブタは置いてじゃれるには良かったのかもしれないが、噛んで持ち運びするにはパンパンすぎて、スキッパーキの口の大きさでは無理な胴回り。パンパンなのは中にぎっしりと詰め物で満たされているからの様だ。
パンパンさが無くなれば、もしかしたら遊ぶかも知れないし、音がでなければ問題ないかと思い、よくよくブタを見てみると口の所に空気が出る部分があったので、それを取り外してみた。

するとお腹を部分を押しても音が出なくなった。音が出ないブタになったら、パンパンであってもサムも少しは興味が湧いて来たらしく、黄色いブタと遊ぶようになった。
ところがそれで終わる訳が無い。

ある時白い塊が落ちていた。パンヤの様だが、一体どこから?とよく見てみるとな、なんと黄色いブタの口元から引きずり出しているスキッパーキ発見。
ああ、穴とか、隙間とか顔を突っ込んでしまう狩猟の本能ですか?ってダメダメ出しちゃあと制してみるも、面白いらしく上手に引っ張り出してしまう。

このパンヤ天然だったら、それほど神経質にはならないけれど、絶対化学繊維。間違いなく化学繊維なので、消化されないし、万が一飲み込んで引っ掛かりでもしたら大変だと気づき、黄色いブタの口から中の詰め物のパンヤを全て取り出すことにした。

パンパンだった黄色いブタは黄色いゴム人形に変わってしまい、お腹を押すと反対側のお腹とくっついてしまう一応見た目は対して変わらないのだが、お腹の詰め物が無くなってお腹部分がスカスカパフパフになった。
触れば柔らかくなった。サムにとってはこのパフパフスカスカ状態が気にいる事になるという大どんでん返し、結果オーライで、パフパフだからサムの口でお腹を噛んで持つ事が出来るようになったのだ。

そうなると、もう楽しいおもちゃになる。
いきなり黄色いブタはスキッパーキサムのお気に入りに加わり、良く遊ぶようになった。黄色いブタはお気に入りに昇格した時にブーちゃんと言う呼び名に変わった。
サムがブーちゃんと良く遊ぶようになると、ブーちゃんの容姿が徐々に変化していく。
可愛がっている証拠なのだが、ブーちゃんは今では顔が無く、足も危うい。
一緒に遊ぶ時の遊び方が大いに関係しているのだが、ゴムでできたブタで良かった。人前には出せないけれど、まだまだ頑張ってサムの相手をして貰える。

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